ジツガクのコンセプト「日常」について

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ジツガクの実験は「日常」をテーマにしたものがほとんどです。
なぜ特殊な機械や材料をつかって実験するのではなく、ふだんからよく目にするものばかりつかうのか。「科学」に対するジツガクの考え方をすこしお話させてください。

YouTubeで人気の科学実験動画を見ると、とても「エンタメ」性がつよいなぁと感じます。そのほとんどが特殊な機械や材料をつかったもので、到底おうちではマネできないようなものになっています。
視聴回数を稼ぐためにはインパクトのあるハデな実験をしないといけないので、それ自体はあたりまえのことだとおもいます。

しかし、科学は「特別な人」「特別な施設」「特別な機械と材料」をつかってするものだけではありません。そんなにとおい存在ではなくて、もっと「身近な存在」だとおもうんです。

たとえば、
なんで空は青色なの?
なんでカサは布なのに雨をはじくの?
なんでカイロはあったかいの?

などなど、、

じつは身近な現象や生活用品にはいろいろな科学がかくれています。
こういった「日常にあふれる科学」に気がつくことで、世の中のあらゆることに興味がわいて、関心をもつようになるんじゃないかとおもっています。

ジツガクでは、複雑な実験キットをつかうことはほとんどありません。
毎日のようにつかっているものや、だれでも手にいれられる材料を中心に実験内容を考えているので、おうちでもすぐにマネすることができます。
実際、ぼくの教室でやった実験を毎回おうちで再現しているこどもがいます。(それを聞いたときはとてもうれしかったです!!)

よく目にするものをつかって実験するからこそ「科学は日常にあふれているんだ」「世の中のすべての現象には理由があるんだ」という気づきを得てもらえたらうれしいなとおもっています。

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